【オトナ旅カンサイ】「荒神さん」こと「清荒神清澄寺」

文化
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「家内安全、商売繁盛、厄除開運などを願う多くの参拝者で賑わう清荒神清澄寺。

「荒神さん」として人々に親しまれ火の神様、台所の神様としても知られています。

大阪市内から阪急電車で約30分ぐらいで、宝塚の自然をたっぷりと味わえるこじんまりした綺麗な神社です。

「荒神さん」の楽しみ方の一つに参道のお店巡りもあります。

駅から神社の山門までの約20分ぐらいの参道には、いろいろなお店が立ち並んでいます。

閉めているお店もたくさんありますが、今風のオシャレなお店も出来てきているので楽しみの一つになりますよ!

特に、マニアックな人は必見ですね🧐

広い無料駐車場もあるので、電車や車でのアクセスはすこぶる良好です。

電車でもOk,車でもOK アクセス良好な「荒神さん」

参拝や観光で一番気になるのが交通の便ですよね!

「荒神さん」(正式名は清荒神清澄寺)は大変アクセスがいいです。

電車では、大阪市内より阪急電車で約30分!清荒神駅下車です。

電車を降りると山手に向かって商店街を上って行きます。

山門まで約20分ぐらいの間にいろいろな興味深いお店があります。

この写真は、山門に近いところですが、駅を降りてすぐの辺にはレストランやカフェもたくさんありますよ!

参拝道には、食堂や和菓子屋、仏具屋、服屋、おもちゃ屋まであるので面白く歩いて行けます。

駅から3分の2ぐらい歩くと広い駐車場があります。

この奥にももっと広い駐車場がありますので安心してくださいね!

参拝道の商店街のマップです。

「荒神さん」こと清荒神清澄寺の歴史

清荒神清澄寺は平安時代の初め、宇多天皇の創意による理想の鎮護国家、すなわち諸国との善隣友好を深め戦争のない平和社会、万民豊楽の世界を開く勅願寺の一つとして創建されたそうです。

宇多天皇より「日本第一清荒神」の称号を与えられ蓬莱山清澄寺として栄えたそうです。

「清荒神清澄寺」本堂

昭和22年「三宝三福」の教理に基づく真言三宝宗を開き、荒神信仰の総本山清荒神清澄寺として新しく法幢を掲げました。

37世法主光浄和上は画聖富岡鉄斎翁との機縁により、宗教と芸術文化を通じて多くの人々の心に平和と安らぎを与えたいという理念「宗美一体」に基づき、晩年の傑作を中心に鉄斎作品を収集し、これらを国の内外に紹介して、人類愛と平和精神を世界に呼びかけたそうです。

鉄斎美術館「聖光殿」

第37世法主光浄和上の理想とその意志を継承して、半世紀以上にわたって収集されてきた画聖、富岡鉄斎の作品を広く公開展示するために第38代世法主光聰和上が昭和50年(1975)4月、清荒神清澄寺の境内に開館したらしいです。

美術館の向かっって左側には岐阜県本巣郡根尾村から淡墨桜の若木を移植した物があります。

同村には樹齢1400年と推定されている「根尾谷薄墨桜」があります。国指定天然記念物です。


鉄斎美術館 別館 資料館

清荒神清澄寺の歴史、信仰、行事の紹介と鉄斎の作品が展示されています。

入館料は無料。

開館時間 9:30〜16:30

「荒神さん」館内案内

清荒神清澄寺の境内MAP(清荒神清澄寺ホームページより)

清荒神清澄寺 「山門」

参道を歩いて行くと突き当たりに「山門」があります。

明治40年ごろの建立と言われています。

「大界外相」と刻まれた石碑が立ち、ここからは聖域であるという意味を表しています。

「山門」をくぐると樹齢500年の2本のイチョウの木を中心に庭園が広がります。

中央にある高い木がイチョウの木です。右手には資料館がありますね!

一願地蔵尊

本堂の前にある、「一願地蔵尊」です。

頭上にまで水をかけて願いを念ずれば、ご利益があると言われています。

明治24年、多くの信者さんの寄進により建立されました。

8月24日の地蔵盆大施餓鬼供養では、立像前にて読経、並びに施餓鬼供養があります。

本堂

本堂は、安政年間に旧清(もときよし)の寺域より移築上棟された建物でしたが、開創千百年記念事業として、平成元年より5年の歳月をかけて大改修し、今日の姿となったらしいです。

正面には本尊大日如来、向かって左に不動明王、右に弘法大師が祀られています。

拝殿(天堂)

天堂には、三宝荒神王、大聖歓喜天(聖天)、十一面観世音菩薩他、福徳を授ける諸神諸仏が祀られています。

また拝殿では、各大祭、月例祭(毎月28日)、月旦祭(毎月1日)に大般若経転読法要が法修され、世界の平和や除災招福がお祈りされています。

眷属堂(けんぞくどう)

拝殿に向かって左の眷属堂には、三宝荒神王の従者である「布袋尊」をお祀りしています。

布袋和尚は中国の高僧で、名は「定応大師」と言い、我が国では「七福神」の一人として知られています。

眷属堂では、ご祈祷の受付、三宝荒神王御尊影、御守、厄除開運火箸などを授与しています。

受付時間  9:00〜17:00


火箸納所

納札所の隣の「火箸納所」は、厄年にお祀りしていた厄除け火箸を、厄が明けた年の節分以降に納める場所です。

「かまどの神様」として信仰される三宝荒神王にあやかり、厄年の人が火箸で厄を摘み出してもらうとされています。

男性41〜43歳、女性32〜34歳の大厄には前厄からの3年間、厄が明けるまで自宅でお祀りします。

護牛神堂

「修行大師像」の左手の小堂です。

本尊は、「牛頭天王」で、弘法大師、不動明王が合祀されています。

もとは、インドの祗園精舎の守護神で、「牛王神」、「牛神様」とも言われ、農家の方々の信仰を集めています。

池苑

池泉回遊式庭園で、江戸時代初期〜中期に作成されたと言われ、池泉を中心とした豪華な石組を配し、滝、亀島、船着石などを組み合わせた鑑賞式庭園となっています。

この庭は、昭和12年庭園研究家の重森三玲氏が調査され、「日本庭園史」で紹介されています。

龍王滝

鉄斎美術館に向かって右側の川の奥には「龍王滝」という滝が流れています。

左側の岸壁をくり抜いたところに不動明王が祀られています。

宝稲荷社

天堂から本堂へは山腹につけられた石段を上って行きますがその途中に「宝稲荷社」があります。

明治時代のある夜、先師忍随和上と光浄和上とが、同時に稲荷明神の霊夢を見、ここに新しく祀ったものと言われています。

「清荒神 清澄寺」年中行事案内 information

3月11日  東日本大震災追悼の日

3月15日  涅槃会(ねはんかい)

3月彼岸の日  春季彼岸会

3月21日  弘法大師正御影供

4月上旬  春の茶会(野点席)

4月27日、28日  春期三宝荒神祭

5月8日  仏生会(花まつり)

6月15日  弘法大師隆誕会

7月13日〜15日  盂蘭盆会

8月24日  地蔵盆大施餓鬼会

9月彼岸の日  秋季彼岸会

11月中旬  秋の茶会(野点席)

12月冬至の日  荒神星祭開白

12月27日、28日  納三宝荒神大祭

毎月1日  月旦祭
毎月21日  弘法大師御影供
毎月27日、28日  月並三宝例祭
開門時間 5:00〜21:00
* 新型コロナウイルス感染症の拡大防止の為、営業時間に注意
眷属堂、本堂、売店 9:00〜17:00
住所 : 兵庫県宝塚市米谷字清シ1
電話 : 0797-86-6641

まとめ   See  You  Again  !

火の神、かまどの神として知られている清荒神清澄寺。

清荒神清澄寺は、「荒神さん」として人々に親しまれています。

「宗美一体」の理念に基づき、宗教と芸術文化を人々に広めることに努力されて、境内には「鉄斎美術館」を設けています。

アクセスが非常によく、電車でも大阪から約30分、車では無料の広い駐車場があります。

こじんまりした静かな神社ですが、自然の中に溶け込むようなひとときが過ごせると思います。

楽しみのもう一つは、阪急「清荒神駅」から山門までの参道で、昔ながらのお店や、最近では、オシャレなカフェなど散策するのにはとても楽しいと思います。

皆さんも「荒神さん」にお参りして、台所にお札をはってくださいね!

お札の貼り方もビデオで説明されています。


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