滋賀県大津市坂本町にある標高848mの比叡山全域に渡る延暦寺は、東塔地域を中心とし西塔地域、横川地域の3つの地域からなり、平安時代初期の僧・最澄によって開かれた日本天台宗の本山寺院です。
1,200年の歴史と伝統が世界に高い評価を受けユネスコ世界文化遺産にも登録されました。
今回は、比叡山延暦寺の中心部の東塔地域を紹介します。
残念ながら、根本中堂は、平成の大改修工事中で2026年に工事が終わる予定だと言う事で外観が見ることが出来ず、参拝は出来ましたが少し残念な気持ちです。改修後を期待しましょうね♪
しかし、延暦寺の境内には、赤く紅葉したもみじ🍁などで延暦寺の風景を引き立てていましたヨ。
全国でも有名な、比叡山延暦寺の紅葉風景は遠くから足を運ぶ観光客で毎年賑わいます。
「比叡山延暦寺」とは?
伝教大師最澄が開いた天台宗の総本山です。延暦4年(785)、比叡山に入り小さな草庵を結びその3年後には一乗止観院を創建し、ここを鎮護国家の根本道場と定めました。これが今日の根本中堂です。
日本の天台宗は、今から1200年前の延暦25年(806)伝教大師最澄によって開かれた宗派です。
比叡山は日本仏教の母山とも称され、法然上人、親鸞聖人、良忍上人、一遍上人、真盛上人、栄西禅師、道元禅師、日蓮聖人など日本仏教の各宗の祖師がここで学び、あるいはここで出家得度しています。
根本中堂 (国宝)
根本中堂はあいにく改修工事中で、外から見た風景はまるで倉庫の様でした。改修工事期間は平成二十八年度から約10年かけて行っているようです。国宝の外観を見れなくて残念です。
参拝は出来ましたが写真は禁止でしたが一部の通路でデジタルアートの映像は写真OKでした。神秘的な通路になっています。
根本中堂の入口の前あたりで御朱印を書いていただけます。
大講堂 (重要文化財)
僧侶が法華経を学ぶ道場で、外陣には釈迦をはじめ高層の肖像画がかかっています。
大講堂の前庭にある平和の鐘(開運の鐘)です。一般の観光客も鳴らすことができますよ。一回¥50です!
【大講堂の御朱印】
文殊楼
根本中堂前の高い石段を登った場所に文殊楼があります。かなり急な階段なので気をつけて登ってくださいね。
文殊楼は延暦寺の山門にあたり比叡山の総門の役目を果たす重要な桜門です。知恵の象徴である「文殊菩薩」が祀られており、学業のご利益があると言われています。
これから受験シーズンに入るので受験生は行ってみる価値ありですね!
阿弥陀堂
比叡山開創1150年大法要を記念して建立されました。本尊に阿弥陀如来を祀り、念仏回向が行われています。
前庭にあった枝垂れ桜ですが春にはこの木いっぱいに桜🌸の花が咲き乱れるはずです。楽しみですね♪
【阿弥陀堂の御朱印】です。
法華総持院東塔
伝教大師は、日本全国6ヵ所の聖地に宝塔を建立しました。
法華総持院東塔はそれらを統括する宝塔で、根本中堂と共に重要な信仰道場です。信長の焼討ちから400年ぶりに再建されました。
大黒堂
ご本尊に大黒天、毘沙門天、辨財天の三つの顔を持つ三面大黒天がお祀りされています。
この大黒様は別名を出世大黒天とも言われ、商売繁盛、五穀豊穰などのご利益があります。
【大黒堂の御朱印】です。
天台宗の教え(伝教大師 最澄)
天台大師の教えを日本に伝え、比叡山を開いて教えひろめたのは、伝教大師最澄(さいきょう)です。
比叡山延暦寺(東塔地域) information
【google map より】
まとめ See You Again !
滋賀県大津市坂本町にある比叡山延暦寺は、紅葉が素晴らしい観光スポットです。
歴史と自然に満ちた風景を満喫させてくれます。特にこの時期(11月中旬から12月上旬)にかけては澄んだ空気の中で青い空と琵琶湖、紅葉した山々が素晴らしい光景を作りだしてくれます。
特に「比叡山ドライブウェイ」での琵琶湖の風景は絶景ですよ!
このような風景の中で、比叡山延暦寺の歴史にふれてみるのも良いのではないかと思います。
また周辺にも素晴らしいお寺や神社がたくさんあるのでいろいろと散策してみるのも良いのではないでしょうか?
電車の旅も良いのですが、やはり車の方がより楽しく旅できると思いますよ。
今回は「東塔地域」を紹介しましたが、桜の咲く春には西塔地域と横川地域を紹介する予定です。
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