山陰海岸ジオパークとは、京都府、兵庫県、鳥取県にまたがる広大なエリアで山陰海岸国立公園を中心に、東西約120kmあります。
その中には、日本海形成から現在に至る様々な地形や地質が存在し、それらを背景とした生き物や人々の暮らし、文化・歴史に触れる事の出来る地域です。
大阪中心部から車で約3時間ほどの距離なのでドライブするには丁度よい距離だと思います(全て回ろうと思うとさすがにしんどいですが)
日本海の海や山陰の山々などの大自然を味わう事が出来ますよ!
特にこれからは、紅葉🍁の季節になって来ますのでより美しい光景が目に入りますし、カニ🦀のシーズンにもなりますので、「美しい風景を見ながらカニを食べて温泉につかりゆっくりとくつろぐ!」そんなシーズンですね。
まさに【大人の旅 関西】のシーズンになって来ますね。
今回は兵庫県の北西部の豊岡市・香美町・新温泉町(一部鳥取県)をメインに紹介して行きます!
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山陰海岸ジオパークとは?
「日本海形成に伴う多様な地形・地質・人々の風土と暮らし」をテーマとする東西約100km、南北約30kmのジオパークです。
そもそも「ジオパーク」とは、ジオ(地球・大地)とパーク(公園)を掛け合わせた言葉で、「大地の公園」を意味し、地球を学び、丸ごと楽しむ事が出来る場所の事を意味します。
英語では『San’in Kaigan UNESCO Global Geopark』
山陰海岸ジオパークは、2010年に、世界ジオパークネットワーク(GGN)に加盟認定されています。
【岩美町公式サイトより】
その領域は、鳥取県(岩美町、鳥取市北部)、兵庫県(豊岡市、香美町、新温泉町)京都府(京丹後市)にまたがっています。
この地域には、約2500万年前の日本海形成の時代から現在に至るまでの過程を知ることのできる貴重な地質や地形が数多く見られます。
難しい説明はこれくらいにして置いて、「山陰海岸ジオパーク」とは、「古くから自然が作り出した美しい景観やカニなどの海鮮食材や但馬牛などのおいしい食べ物、温泉やスキーなどの楽しみ方など古くからの自然と人の暮らしの関わりあいが深くマッチした地域」と私は理解しています。(間違えていたらすみません)
今回は湯村温泉に来たこともあって兵庫県(一部鳥取県も含む)の湯快温泉付近の「山陰海岸ジオパーク」を紹介します。
早朝の浜坂県民サンビーチです。少し曇っていますが、ここに新温泉町「山陰海岸ジオパーク館」があります。
ジオパークに関する資料の収集や保管、展示や体験学習などを通じて、地域振興や教育及び文化の発展に寄与することを目的とした資料館です。
ススキの草原「上山高原」
湯村温泉を出発して上山高原に向かいます。
山道に入り、ほとんど山道は林道のように狭く、山道の両サイドには上から落ちて来たと思われる岩が無造作に転がっています。
この写真の山道はまだましな道ですネ!他の道もあるのか分かりませんが多分上山高原に通じる道はこのような道だと思います。
この写真はガードレールがありますが、ガードレールがなく崖になっていた道も多々ありました。
久しぶりの林道です!初心者の方や一人ドライブの方にはおすすめしがたい道ですね。野性の鹿やクマなども生息しているようで、動物に注意の看板が随所に見られました。
しかし、悪いことばかりではありません。本当に自然の山が好きな人にはたまらない自然美と自然音(鳥の鳴き声や小川のせせらぎ)は良い感じで空気も大変きれいなように感じました。
この辺の山々には、大小の滝があるようで登っている時も滝の音が聞こえてくる場所もありました。
もう一つの良い点は、そこそこ上り詰めると、木々の間から見える風景は本当に感動しますよ。
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しかしながら、雨や雪の日には行かない方が良いと思います。
一時間ほど険しい林道を登りようやく上山高原の山頂に到着です。湯村温泉から約1時間30分ぐらいです。
標高が946メートルの山頂付近では広大なススキ草原が広がり、ススキの中を走っているような感じです。
苦労してここまで登って来た疲れは、頂上の光景を見ると吹っ飛んで行きます。写真でこの広大な美しさを伝えることが出来ないのが残念です。
しかしまたこの林道を下って行くと思うと………😞少し落ち込みますね。楽しめる時期は9月中旬〜10月中旬が見ごろですね。
下山してようやく集落のある普通の道に戻りました。ホットします!
秋を感じさせるほのぼのとした集落の光景です。
上山高原は、道のりはハードですが行ってみる価値は十分にある観光地です。観光地というよりも自然が作り上げた天然の美観ですね!
日本の滝100選 「雨滝」
トチ・ケヤキ・ブナなどの原生林におおわれた中にある「雨滝」は、鳥取県一の大飛瀑で平成2年には「日本の滝100選」に選定されました。
高さ約40m、幅約4mで、河合谷高原の北西の端にあり、ゴーという音と共に断崖絶壁を落水する光景はまさに壮観。
この「雨滝」の奥部には、大小48の滝があると言われています。
駐車場からすぐに下る道があり、すぐに「布引の滝」が見えます。
「布引の滝」とは絹の布を掛け渡したように美しいのでこの名がついたらしいです。この滝の水は、山の中腹から湧き出る地下水なので、長期の日照りでも、豪雨でも水量が変わることはないらしいです。
「布引の滝」を過ぎてすぐに「雨滝」のあるところに到着します。駐車場から近いのも便利ですね♪
この辺りは、日本海が形成された時代(約1600万年前)は海だったらしく、貝の化石などを産出しているらしいですよ!
この先に「雨滝」があるのですが、その間に非常に大きな幹の「桂の大木」があります。
🚗湯村温泉から「雨滝」までのアクセス
横尾の棚田
「横尾の棚田」は岩美町の南東に位置し、標高約230mの傾斜地に広がる美しい棚田です。
農業水産省の「日本の棚田百選」及び「つなぐ棚田遺産」に選ばれており、今回は曇っていますが、晴れた空と緑の山との調和のとれた、くつろぎのある田園風景です。
また「横尾の棚田」は、地滑りによってできた緩斜面をうまく利用して作られ1997年より都市部と農村の交流を促すことを目的とした「棚田オーナー制度」を導入しており、オーナーは田植えや稲刈り、収穫祭のお米や地域の特産品を受け取れる仕組みとなっています。
新温泉町「穴見海岸」
代表的なリアス式海岸で、日本海ができる頃の安山岩などが浸食されてできた小島の点在する磯浜です。
「穴見海岸」から見る夏の夕日は、岩石とのシルエットが相まって絶景です。
この沖合では1991年7月に、珍しい深海魚「リュウグウノツカイ」の泳ぐ姿が撮影されています。
この穴見海岸は世界ジオパークネットワークに加盟認定された東西約100kmに及ぶスポットのほぼ中心部にあります。
こういう日本海の美しい風景が続いてゆくのも山陰の楽しみ方の一つですね。冬場はもう少し波が高く荒々しい海の光景が見れますよ♪
▪️所在地 兵庫県美方郡新温泉町居組
▪️問い合わせ 「新温泉町山陰海岸ジオパーク館」0796-82–5222
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帰りに立ち寄りたい「出石そば」
山陰での旅の帰りには是非、「出石そば」を食べて帰ってください。
海鮮料理や但馬牛など美味しく山陰の料理をお腹いっぱい食べた後は、あっさりと冷たい「出石そば」でお腹を締めくくってください。
出石町は豊岡市からすぐのところに位置し、丁度大阪中心部の帰り道にあたります。出石町に入るとところどころに「出石そば」のお店がありますので(私の知る限りでは大体どこのお店でも味は同じ)気に入ったお店で軽く食べてください。私達はこのお店にしました。雰囲気あるでしょう!
一人5皿で確か¥800だったと思います。そばを食べ終えたらそば湯をたれに入れ仕上げに飲むのが最高ですよ。そばは大人には少なめですが追加料金を払いそば皿の追加はできますのでご安心を!
▪️所在地 兵庫県豊岡市出石町町分189
▪️TEL 0796-,52-2552
まとめ See You Again !
今回、紹介した「山陰海岸ジオパーク」は、ほんの一部ですが他にも京都府京丹後市の小天橋や兵庫県豊岡市の玄武洞公園、鳥取県鳥取市の鳥取砂丘など素晴らしいジオパークがたくさんあります。
今回も宝塚中山寺より、湯村温泉、上山高原の山々、山陰海岸を通って豊岡出石と走行距離にして約500kmをドライブしました。
今回はタイヤも交換(ブリヂストン アレンザLX100)して、高速道路、ワイディングロード、一般道路を走ったのですが、このタイヤのおかげでハンドルも軽く、静かな良い旅が出来ました。
残りの「山陰海岸ジオパーク」も気になりますので是非次回計画を組んでみたいと思います。
「山陰海岸ジオパーク」も【大人の旅 関西】のコンセプトである「見る」「食べる」「くつろぐ」にピッタリの観光スポットだと思います。
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