日本を代表する歴史的観光地、奈良県。
奈良と言えば、奈良の大仏で知られている東大寺。
奈良公園の鹿や吉野山の桜🌸。
他に有名な神社やお寺もたくさんあるのですが、京都に押されて、少しマイナー
なイメージがありますね!
一番の京都にあって奈良に無いものは、やはり海に面している地域が無いという
事かも知れませんね。
京都には以前に紹介した、京丹後地域の美しい海がありますからね。
今回は、知る人ぞ知る奈良県の観光人気ランキングにもあまり入っていない「寅
のお寺」信貴山朝護孫子寺を紹介します。
令和4年は、12年に一度の寅年に当たり、勝縁の年とされています。
信貴山朝護孫子寺は、山あいに作られたお寺でプロ野球の阪神タイガースファン
にとってはたまらない「寅のお寺」です。
お寺の至る所に寅🐯が現れていますよ。
ご利益は、「金運上昇」「商売繁盛」「厄除開運」だそうですよ!
信貴山朝護孫子寺の歴史
西暦582年の寅年寅の日寅の刻に、聖徳太子がこの山で毘沙門天王を感得され、
西暦587年ご本尊のご加護により、佛敵守屋を討伐し、御自ら毘沙門天王像を刻
み、この山の守護本尊として祀られました。
西暦910年、中興開山命蓮上人毘沙門堂の伽藍堂塔を建立善美をつくしました。
醍醐天皇御重病のときに、毘沙門天王の御加護により御全快され、朝護孫子寺の
勅号をたまわり、以来信貴山朝護孫子寺と称しています。
西暦1150年、近衛天皇の時、現存の国宝信貴山縁起絵巻完成。
西暦1577年、松永久秀がこの山に信貴山城を築くも、織田信長に廃墟にされるました。
西暦1610年、豊臣秀頼公の祈願所として本堂及び諸堂を再建されます。
昭和26年、本堂は、焼失しますが、高野山真言宗より独立して「信貴山真言宗」を創立します。
昭和33年、本堂を再建し、落慶法要をいとなみ現存に至ります。
信貴山の毘沙門さまに「寅の縁日」にお参りすると、聖徳太子にあやかって良い
ご利益を授かると言われています。
「聖徳太子の像」です。
「朝護孫子寺」は、「信貴山寺」とも呼ばれ、多くの方に親しまれています。
ご縁日は、毎月1日、3日と寅の日です♪
「信貴山朝護孫子寺」境内のご案内
まずは、生駒山から信貴山に入り、山道を走って、「信貴山朝護孫子寺」の駐車場に到着します。
駐車場の入口には、「西方守護神白虎」の像があります。
白は、五行説で西方の色とされ、平城遷都1300年祭を機会に、奈良県を四神伝
説になぞられて信貴山が西方にあたるため設置されたそうです。
「白虎」とは、中国の伝説上の神獣で、東西南北の守護のうち西方を守護する神
獣だそうですよ!
室町時代中期以降から江戸時代にかけての千体地蔵の前には「仁王門」があります。
仁王門とは、仏寺の守護神として、2体の金剛力士を安置する桜門です。
「仁王門」を越えて境内に入るとすぐに「開運橋」に出くわします。
「開運橋」は、全長106メートル幅約4メートルで日本最古の「カンチレバー」
という珍しい構造を持った橋で2007年に日本の登録有形文化財に指定されてい
ここでは、バンジージャンプが出来る設備があり、大門池での恐怖の体験ができ
ます。
バンジージャンプ台を実際に見るのは、初めてなのですが、下をのぞくとぞっと
しますね!私は絶対にムリですが😓
高さ30メートルの恐怖に打ち勝ち、開運を手に入れるのが目的らしいですが?
ここを越えると大きな寅の像があります。
世界一大福寅です♪毘沙門天王は寅に縁リのある神として信仰されています。
お寺のいろいろなところに、大小の寅が配置されています。
境内のポストもこの通り、寅の模様でペイントされています。
おみくじも寅🐯ですね!箕面の勝尾寺の「勝ちダルマ」と同じような感じです
ね。
お寺にもいろいろなキャラクターがあるものですね。
「成福院」です。信貴山の宿坊として親しまれている塔頭です。
如意融通尊、鎮宅霊符神、寅大師、三福神堂等が祀られています。
融通殿にお祀りしている融通さまは、福徳、開運、金運、良縁など全てのことを
叶えてくださるそうです♪
「玉蔵院」です。浴油堂、玉蔵院融通堂、三重塔阿閦如来、日本一大地蔵等が祀
られています。
日本一大地蔵尊は私達の子供を守っていただける仏様です。
毘沙門天王ののぼりの中の参道を通って本堂へ向かいます。
赤いのぼりは魔除けの意味があります。
左の山あいには、青い空に映える「多宝塔」が見えますネ!
いよいよ信貴山朝護孫子寺の本堂です😀
ここから本堂正面に登って行きます。
本堂正面です。信貴山は毘沙門天王が日本で最初に御出現になった霊地で、毘沙
門天王信仰の総本山です。
ご本尊となる毘沙門天王像は、左に禅膩師童子像、右に吉祥天像とともに内陣の
正面に安置されています。
堅固な舞台からの眺めは素晴らしく大和平野が一望できます。
本堂から見た、信貴山朝護孫子寺は、大自然の中に埋もれているお寺や大仏が見
いえて、とても魅力的ですね!
日本一大地蔵が見えています。山々にすっぽり入っているようですね。
本堂を下って行くと、大寅の口の中をくぐりねけるトンネルのようなところがあ
ります。
この中を通り抜けて帰ります。また、この中にはありがたいお言葉が貼られてい
ます。何点か紹介しますネ!
こういう物がたくさん貼られています。読んで行くと良い事が書かれています。
抜粋して箇条書きにしてみますね🤓
▪️好機は幸運ではなく勇気の成果
▪️暖かい笑顔は幸運を招き入れる
▪️周囲からの評判は自分磨きの原石
▪️環境ではなく品性が人をつくる
▪️弱さに向き合ってこそ実力は実る
最後に「千手院」です。
銭亀堂、護摩の毘沙門天王、子安観音などが祀られています。
商売繁盛、家内安全の護摩の毘沙門さんとして親しまれ、崇められています。
信貴山朝護孫子寺 毎月の法要 (諸堂)
- 諸堂のご祈祷については特段の予約は不要だそうです。
- 誰でも自由参加できるそうですヨ!
信貴山朝護孫子寺へのアクセス
信貴山朝護孫子寺の交通の便は少し悪いです。
車🚗では駐車場もあり、風景もきれいなので快適ですが、電車🚃ご利用の場合
はタクシーなど乗り換えが必要です。
▪️車🚗を利用の場合
- 国道25号線「三宝」交差点より約10分
- 阪奈道路より信貴山スカイライン経由「信貴山門料金所」よりすぐ
- 第二阪奈有料道路より「壱分」ランプより約30分
- 西名阪自動車道より「香芝」または「法隆寺」I.Cより約30分
- 駐車料金は¥500です
▪️電車🚃を利用の場合
- JR、近鉄「王子」 北口よりタクシー約13分
- 近鉄「信貴山下」 タクシー約10分
「王子」までは、大阪から大和路快速で35分
「信貴山下」までは、大阪難波から生駒経由約45分
全体のマップです🙃
(google mapより)
まとめ ( Nara Mt.Shigi )
奈良は、日本を代表する歴史的観光地です。
京都より、賑やかさはありませんが自然と歴史が調和した美しい街です。
奈良の大仏や奈良公園の鹿は子供の頃よりよく知っていますが、信貴山の朝護孫
子寺に関しては、初めての参拝でした。
でよく知られているらしく、寅🐯が随所に現れていました。
奈良の自然を一望できる本堂や、14メートル以上ある日本一大地蔵尊など
見どころいっぱいのお寺でした。
信貴山朝護孫子寺のようにまだまだ知らない良いお寺や名所もたくさんあると思
いろいろ散策して古都ならではの情緒を味わいたいものですね!
夕方帰りに、平城宮跡によって帰りました。
ちょうど、夕日が落ちるところで、シャッターを押しましたので紹介しておきます。
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