伊勢志摩の観光の魅力はやはり太平洋に面した海の風景。前回紹介した日本海も素晴らしかったですが、太平洋はまた違った意味合いで雄大で静かな雰囲気を味わえる海の光景です。
大王崎灯台は、志摩半島の突端に立つ中型の灯台。
伊勢志摩の観光地としては、「伊勢神宮」や「二見ヶ浦の夫婦岩」ほどはメジャーではありませんが、太平洋の大パノラマを体感出来る素晴らしい海景を見ることができます。
また大王崎灯台の位置する大王町は、昔ながらの真珠の養殖で有名な地域で、真珠で有名な鳥羽の真珠は大王町で養殖されていると聞きました。
今回は、雄大な太平洋を眼下におさめることが出来る大王崎灯台とその周辺の紹介をしてゆきますね!
志摩半島 大王崎灯台とは?
大王崎灯台(だいおうさきとうだい)は、三重県志摩市大王町にある灯台で、志摩半島の大王崎の突端に建つ全国に16しかない「のぼれる灯台16」の中の一つです。
大王崎周辺の海域は、昔から海の難所であり、「伊勢の神崎、国崎の鎧、波切大王なけりゃよい」と船頭らに唄われていました。
1913年にはサンマ漁船が遭難して死者51名を出し、1918年には、3,000トンの巡洋艦「音羽」が大王岩に激突座礁し、灯台の建設が求められるようになってきました。
そして、1927年10月5日に初点灯に至りました。
私達が行った日は、天気も良く海も非常に穏やかだったのでそのようなことは想像もつきませんでした。
【大王崎灯台から見た大王町です】
大王崎の岩壁からの海景は果てしなき雄大な太平洋を一望する事が出来ます。
大王崎灯台の周辺は「伊勢志摩国立公園」に指定され、その中でもここの海景は圧巻とされています。
「日本の灯台50選」にも選ばれていますよ。
また、一般社団法人日本ロマンチスト協会は2019年度に「恋する灯台」として認定され「ロマンスの聖地」としてその価値を上げて海への関心を高めようとしています。
灯台の頂上からデッキを見てみるとこんな文字が書かれていました。
志摩市大王崎灯台の概要
ーーーーー 大王崎灯台の概要 ーーーーーーーーーーーーーー
真珠養殖の町 志摩市大王町
大王崎灯台の付近には真珠のお土産物屋がたくさんあります。ここ大王町は真珠の養殖が有名らしく、伊勢志摩の真珠と言えば鳥羽のミキモト真珠が有名ですが、もともとの真珠の養殖はこの大王町が盛んで鳥羽などにも卸しているらしいですよ。
私達はこの「龍宮」と言うお店で色々と真珠に関するお話を聞きました。
伊勢志摩G7サミットの時の各国首脳及び配偶者が装着したラペルピンはこの英虞湾産のアコヤ真珠だそうです。このピンに装着されたピンは人間の営みと自然との共存を象徴しています。
本真珠には2種類あって、淡水の真珠と、海水の真珠。高級なものは海水の真珠らしいです。中国製の真珠はほとんどが淡水の真珠らしいです。
今回このお店で相棒にかわいいブレスレットとネックレスを買いました。カジュアルにも使えそうでしょ!
これは、面白い企画物で、ブレスレットとネックレスをつなぐとロングのネックレスに変身します。安い物ですが中国製の本真珠です。
今回店長に色々真珠について教えていただきました。ここの店長はダイヤモンドデザインコンテスト世界大会やジュエリークリエイティブコンテストなどで受賞経験があるらしいですよ。このお店は大王崎灯台に登る途中にあります。
真珠の店 龍宮
▪️所在地 三重県志摩市大王町波切115 TEL. 0599-72-0444
▪️営業時間 9:00〜16:30
大王崎灯台 information
▪️所在地 三重県志摩市大王町波切54-1
▪️お問い合わせ TEL 0599-72-1899 公益社団法人燈光会 大王崎支所
▪️参観可能時間 3月〜10月 9:00〜16:30 (土日祝) 9:00〜16:00(平日) 11月〜2月 9:00〜16:00
▪️年中無休
▪️参観料 大人(中学生以上) ¥300
▪️アクセス
🚗車でお越しの方 第二伊勢道路白木ICから国道167号・260号経由で35分
🚃電車でお越しの方 近鉄鵜方駅から御座港行きバス約20分 「大王崎灯台」下車 徒歩10分
▪️駐車場 周辺に有料駐車場あり(一回¥300〜¥500)
※道が狭いので注意してくださいね!
まとめ See You Again !
大王崎灯台は熊野灘と遠州灘の間に立つ灯台で荒波と風化で削られた丘の上に立つ姿は圧巻でそこから望む太平洋は果てしない水平線です。
灯台の中を上り頂上から見る360度大パノラマは広大な太平洋の海と真珠養殖の大王町とが相反して見えます。
大王崎灯台から見る伊勢志摩国立公園の風景と果てしも無く広い太平洋の海景はダイナミックな光景を作り出してくれます。
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