ついに、紅葉のシーズンがやってきました。前回の「琵琶湖一周ドライブツアー」で記事にしなかった「石山寺」の紹介をしますね。
「石山寺」の紅葉の風景は日本でも有名でこの時期には全国各地からの観光客が訪れます。
紫式部を始め、古来より多くの文学者が訪れたことから「文学の寺」と呼ばれることも、又境内に四季折々の花が咲き誇ることより「花の寺」としても知られています。
このように「石山寺」は、歴史的にも観賞的にも優れた魅力いっぱいのお寺です。
コロナ対策も緩和され平日にもかかわらず外国人観光客や修学旅行生なども多く大変な賑わいでした。
滋賀県の琵琶湖周辺には「比叡山延暦寺」や「石山寺」、「日吉大社」や「琵琶湖バレイ」のような紅葉🍁の絶景を観賞出来る観光スポットが数多くあるので一日中紅葉巡りをするのも良いかと思います。
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大本山 「石山寺」とは?
【重要文化財】
石山寺は、滋賀県大津市の瀬田川のほとりにある東寺真言宗の大本山の寺院です。(山号は石光山)
本尊は如意輪観世音菩薩(如意輪観音)で開山は良弁で聖武天皇の発願により開かれました。西国三十三所第13番札所です。
まずは、この門前から見る「石山寺」は絶景ですね。ここで観光客が集合写真を撮ったりするところです。確かに山々の風景と左右に仁王像を配した東大門。
その部分的に真っ赤な紅葉が彩り、奥の方えと石畳が続いて行きます。
夜には周りの灯籠がライトアップされるみたいです。
この広大な境内には、国宝の本堂、多宝塔をはじめ、経典・聖教類、仏像、絵巻など多くの国宝、重要文化財があります。
また、「石山寺」は、多くの文学作品に登場する事で知られ特に紫式部が「源氏物語」の着想を得たのも「石山寺」とされています。
伝承では、寛弘元年(1004年)、紫式部が当寺に参籠した際、八月十五夜の名月の晩に、「須磨」「明石」の巻の発想を得たとされ、石山寺本堂には「紫式部の間」が作られています。
このように、「石山寺」と紫式部との関係は深いものがあります。
トイレのキャラクターにもなっていますよ!
夜には紅葉がライトアップされて「めくるめく縁起絵巻の世界」を演出してくれます。
「石山寺」の境内 (見どころ)
多宝塔 (国宝)
寺伝では源頼朝が、平治の乱の後に石山寺が兄の源義平を平清盛から匿ってくれたことへのお礼で寄進したと言われています。墨書(ぼくしょ)より建久5年(1194年)建立で年代の明らかなものとしては日本最古の多宝塔です。
本堂 (国宝)
正堂(しょうどう)と礼堂(らいどう)を合の間で繋いだ複合建築で、本堂は南側の傾斜地に南向きに建てられており、礼堂部分が懸造(かけづくり)となっています。懸造の本堂は、清水寺、長谷寺など、観音菩薩を祀る寺院に多いらしいです。
ここで朱印いただけます。¥300です!
毘沙門堂(滋賀県指定有形文化財)
兜跋毘沙門天(とばつびしゃもんてん)などを祀る堂。棟札(むなふだ)から安永2年(1773年)建立。
硅灰石(けいかいせき)/国の天然記念物
珪灰石で出来た岩塊(がんかい)。「石山寺」という寺院名の由来も、この岩塊によるものと伝えられています。
鐘楼(重要文化財)
寺伝では、源頼朝の寄進と伝わっていますが、細部様式などから鎌倉時代後期と考えられています。
内部には平安時代とみられる梵鐘(ぼんしょう)重要文化財が吊られています。
月見亭
瀬田川や琵琶湖を望む景勝地にあり、ここから見る月は「近江八景 石山の秋月」の図で有名です。
1156年〜1158年に後白河天皇が行幸した際に建立されたのが始まりと伝えられています。
光堂
2008年(平成20年)に石山を発祥の地とする「東レ」によって寄進されました。
天智天皇の石切場
ここから切り出された石が、大和国飛鳥にある川原寺中金堂の礎石として使われているのがわかっています。
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紅葉の名所「石山寺」
「石山寺」の紅葉の風景を8ショット紹介しますね!夜はライトアップもされますよ。
どうですか?非常に美しい光景でしょ!「石山寺」はこの美しい自然の中に多くの歴史的な日本の財産を持ったお寺であることがよくわかりますね!
大本山「石山寺」 information
拝観料 ¥600 (30名以上¥500 )
▪️京阪電車をご利用の場合 淀屋橋から(約1時間38分)/三条京阪から(約48分)
▪️JRをご利用の場合 JR大阪駅から(約55分)/JR京都駅から(約30分)
▪️お車でお越しの場合 「名神高速道路 瀬田西IC出口」を降りて約10分
▪️駐車場 有 (一回¥600)


まとめ See You Again !
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滋賀県大津市の瀬田川のほとりにある「石山寺」の紅葉は誰もが認める美しい光景です。
夜には、ライトアップされてめくるめく縁起絵巻の世界を作り出してくれます。
紅葉のライトアップは「あたら夜もみじ」と言われ万葉集にも登場するみやび言葉で「明けるのが惜しいほど美しい夜」を意味します。
また、石山寺と紫式部の関わり合いは深く紫式部が石山寺を参詣し、「源氏物語」の構想を練ったという伝承があります。
このように、「石山寺」は自然の美くしさと数々の国宝や重要文化財を備えた歴史のある魅力的なお寺であることは間違いないと思います。
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