京都市中京区二条通堀川にある二条城(にじょうじょう)は人気の観光スポット。
江戸時代の平城であり、近代においては離宮の役割を担っています。正式名称は元離宮二条城(もとりきゅうにじょう)と言います。
城内全体が国の史跡に指定され、1994年(平成6年)にはユネスコの世界遺産(世界文化遺産)に「古都京都の文化財」として登録されました。
2011年(平成23年)から、およそ20年の歳月をかけ、構造補強を含む本格的な保存修理を行なっています。
今回(2022年11月)訪問した時は、重要文化財である「本丸御殿」の本格的な補強工事に入っていました。
夜にはライトアップもされてデジタルアートなどで楽しむことができます。
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京都二条城とは?
京都市街の中にある平成で、徳川家康が天皇や公家のいる京都御所・公家町及び京都の守護並び上洛の宿舎として造営した城です。
二条城では徳川家康の将軍宣下に伴う賀儀、後水尾天皇の行幸、徳川慶喜の大政奉還、大正天皇の饗宴など徳川幕府の始まりと終わりをはじめ日本の歴史を見届けてきた場所となったらしいです。
明治維新により徳川将軍家から接収された二条城は皇室の離宮へ変遷しました。
「離宮」とは皇居以外に設けられた皇室の宮殿の総称です。主として天皇・上皇たちの遊興を目的に造られた半ば恒久的な施設のことです。
1994年(平成6年)にはユネスコの世界遺産(世界文化遺産)に「古都京都の文化財」として登録されました。
その他、城内全体が国の史跡に指定されている他、国宝や重要文化財など日本の歴史的に重要な建物や壁画が並んでいます。
尚、2011年(平成23年)からの約20年の歳月をかけた本格修理工事は2022年11月現在では「本丸御殿」の工事に入っているので重要文化財である「本丸御殿」は見る事ができません。
二条城の本格修理事業について後ほど詳しく紹介します。
二条城 城内散策ガイド
二条城の城内散策ガイドコースです。
【京都市元離宮二条城公式ホームページより】
東大手門(重要文化財)
ます、駐車場からチケット売り場でチケットを買って、東大手門より入城します。二条城の東大手門は正門にあたります。
周りはお堀で囲まれ部分的に金の装飾があしらわれた堂々とした「東大手門」です。現存の門は1662年(寛文2年)頃の建築と考えられ重要文化財に指定されています。
唐門(重要文化財)
二の丸御殿の正門にあたり切妻造、桧皮蓑の四脚門でその屋根の前後に唐破風がついています。
門には長寿意味する「松竹梅に鶴」や、聖城を守護する「唐獅子」など豪華な極彩色の彫刻で飾られています。
二の丸御殿(国宝)
二の丸の中心的建造物である「二の丸御殿」は東大手門から入って正面の西方に立っています。
二の丸御殿は手間から順に「遠侍」(とおざむらい)、「式台」(しきだい)、「大広間」、「蘇鉄の間」、「黒書院」、「白書院」と呼ばれる6つの建物が廊下で接続され一体となっています。
部屋数33室、800畳余りもある内部は、代表的な「松鷹図」や多くの素晴らしい障壁画で装飾されています。
二の丸庭園(特別名勝)
池の中央に蓬莱島、左右に鶴亀の島を配した書院造庭園で、1626年(寛永3年)の後水尾天皇行幸のために作事奉行・小堀遠州のもとで改修されました。
本丸櫓門(重要文化財)
1626年(寛永3年)頃の建築で、本丸西櫓門(焼失)と共に本丸を防御する重要な門です。
本丸には井戸や米蔵もあるので籠城戦(ろうじょうせん)の備えもできていたらしいです。
尚、本丸御殿(重要文化財)は改修工事に入っているので見る事は出来ません。
天守閣跡
二条城の天守閣は、1626年(寛永3年)、伏見城から移築されたと考えられています。1750年(寛延3年)、落雷により焼失し、再建されることなく現在に至っています。
天守台の大きさは、石垣の高さ約18m、広さ約427平方メートルです。
天守閣から見たお堀です。
土蔵(北米蔵)重要文化財
本丸西橋を挟んで南の土蔵と対になっています。1626年(寛永3年)頃の建築で建物は長さ17間と長く、内部が2つに分けられています。
北中仕切門(重要文化財)
内堀の南側にある南中仕切門と対になっていて、規模もほぼ同じぐらいです。
1626年(寛永3年)頃の建築で本丸西櫓門への通路を塞ぐ、防御上重要な門です。
清流園
京都の豪商・角倉家の屋敷跡から建築部材、庭石、樹木を譲り受け1965年(昭和40年)に作庭。
香雲亭、茶室和楽庵がある和風庭園と芝生の洋風庭園からなる和洋折衷庭園です。
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京都二条城 information
2011年(平成23年)からおよそ20年の歳月をかけ、28棟ある文化財建造物をはじめ、城内全ての歴史的建造物を中心に修理や整備を行なっています。
事業費合計は100億円を超える規模を想定しているらしいですよ!
▪️第一期
2011〜2013年度 唐門・築地 2014〜2016年度 東大手門 2015〜2017年度 番所
▪️第二期
2017〜2023年度(現在) 本丸御殿
▪️第三期
2024〜2027年度 二の丸御殿(白書院他2棟) 溜蔵・二階橋廊下
▪️第四期
2028〜2036年度 二の丸御殿 東南隅櫓他14棟

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