「商売繁盛で笹もってこい」で有名な「えべっさん」ことえびす宮総本社西宮神社。
西宮神社は、商売繁盛だけではなく「初宮参り」「七五三」「厄除け」などにも幅広く利用されており「えべっさん」として親しまれています。
正月10日の「十日えびす」には約100万人の参拝者を動員します。
毎年開門と同時に参拝一番乗りを目指し境内を走り抜ける「福男選び」の行事はコロナのため昨年に引き継ぎ中止となりました。
正月に先駆けて、日本全国で有名な「福の神 えべっさん」を紹介します。
西宮神社の歴史 (history)
兵庫県西宮市のほぼ中央に位置する福の神こと「えべっさん」で有名な西宮神社
西宮神社の本殿は、三連春日造(さんれんかすがづくり)という珍しい構造になってっいるらしいです。
江戸時代寛文三年(1663年)に四代将軍家綱の寄進によるものですが、天照大御神、蛭児大神、須佐之男大神を奉斎しています。
この三神は、日本書紀本文によれば、ご兄弟の神と言われているそうです。
西宮のえびす様は、大阪湾の神戸和田岬の沖より出現した御神像を、西宮鳴尾の魚師がお祀りしていたらしいです。
このえびす様は、漁業の神として信仰されていましたが、やがて西国街道の宿場町として栄えた西宮では、灘五郷の一つの西宮郷の銘酒と共に、商売繁盛の神様として、隆盛を極めるようになりました。
通称赤門と言われる表大門は、豊臣秀頼公の遺構を残し、その左右に連なる全長247メートルに及ぶ大練壁(おおねりべい)と共に重要文化財に指定されています。
西宮神社表大門「赤門」
このように西宮神社こと「えべっさん」は、漁業の神様から商売繁盛の神様に発展してきたのですね!
「えべっさん」とは?
まず、えびす様のことをなぜ「えべっさん」というのでしょううね!
これは私の考えなので、もしかしたら間違っているかもしれません。
多分関西弁だと思います。おじ様のことを関西では「おっさん」といいます。この言葉のイントネーションに似ているでしょ。
合っているかどうかは分かりませんが、とにかく関西では「えべっさん」で多くの人たちに親しまれています。
「えべっさん」は七福神の一人で、商売繁盛や家内安全などを祈願する神様です。
毎年1月9日〜1月11日の三日間「十日戎」が開催され、毎年約100万人の参拝者がこの西宮に参拝に来られます。
まず1月9日を、「宵えびす」、1月10日を「本えびす」、1月11日を「残りえびす」と言います。
1月10日は、えびす様が生まれた日だそうですよ!
この三日間は、広い境内が参拝者でいっぱいになって歩くことが出来ないぐらいになりますよ。
もう一つの楽しみは、所狭しいと屋台が出店します。美味しいものもたくさんあるので楽しみですね♪
今は閑散としている境内ですが、この辺も人で埋まります。
「えべっさん」とはえびす様のことを言いますが主には「十日戎」のことを言うことが多いですね。
私は毎年、仕事の関係上社員全員で大阪の今宮戎神社⛩に毎年行っていましたが、「西宮えびす」は総本社なのでそれ以上の盛り上がりだと思います。
福娘達に、熊手や笹にいろいろお宝をつけてもらって鈴を振ってもらってくださいね!
えびす宮総本社西宮神社。縁起物の松竹梅の竹の葉であり、「節目正しく真直に伸びる」、「弾力があり折れない」、「葉が落ちず常に青々と繁る」といった特徴から、家運隆昌、商売繁盛の象徴となっているらしいです。
2022年も「福男選び」は中止に!
2021年に引き続き、2022年も1月10日の「福男選び」はコロナ対策により中止になりました。
正月の終わりを告げる十日えびすの「福男選び」
何かさみしい気がしますけど、仕方ないですね。コロナを早く終結させて2023年には、恒例行事ができるようにしたいものですね!
いつも、「福男の夢」を抱いて走り抜けたコースを説明しますね!
午前6時にこの表大門「赤門」が開き福男達がスタートダッシュ!
同時に参拝者も入境します。
本殿まで約270メートルを夢をのせて走り抜けます。
参拝者はここで手洗い、うがいをしてくださいね。
ここまで来るとすぐ本殿に着きます。
本殿到着です。いつもなら1位から3位までの人が「福男」になります。
今年は、「西宮えびす」に参拝した人全員が「福男」ですね!
本殿の中を撮影しました。
「福男選び」の行事は中止になりましたが「十日えびす」は賑やかで楽しいと思いますのでコロナ対策をバッチリして出かけてみる価値はありますよ。
こんな時に西宮神社!
西宮神社は商売繁盛として有名な神社ですがそのほかいろいろな祈祷があります。
初宮まいり
生後31日目(女子は33日目)に行う初宮まいり
ここでは、初宮まいりのご祈祷を受けたお子様に名前を刺繍したお守りを送っていただけるそうです。
ご祈祷料を1万円以上納めると、お子様の健康を祈願して巫女が神楽を奉奏してくれるらしいです。
七五三詣
七五三詣とは、三歳、五歳、七歳を迎えた子供の成長に感謝をし、神社へ詣でる人生儀礼のひとつです。
男の子は三歳と五歳、女の子は三歳と七歳に行うのが一般的です。
厄除け
男性二十五歳と四十二歳、女性十九歳と三十三歳が厄年とされ、その年の2月の節分前後におはらいをするのが一般的です。
▪️ご祈祷料は個人の方は、5,000円からになっているそうです。
西宮えびす神社へのアクセス
▪️住所 : 〒662-0974 兵庫県西宮市社家町1-17
▪️TEL : 0798-33-0321
▪️車でのアクセス
阪神高速3号線「西宮出口」を降りて国道43号線沿い
「南門」が見えます。何も無い時は、国道43号線からこの門を通って境内の駐車場に入れます。(無料)
祭典等の都合により駐車出来ない場合があるので注意してくださいね。
その他、近隣には有料のパーキングがあります。大体料金は、20分¥200
、終日¥1,200ぐらいです。
こんな看板もあるので(国道43号沿い)わかりやすいと思いますよ!
▪️電車でのアクセス
阪神電車本線「西宮駅」南口より徒歩5分
JR神戸線「さくら夙川駅」より南東へ徒歩10分
阪急電車神戸線 「夙川駅」より南東へ徒歩15分
▪️西宮神社周辺MAP (Googleより)
まとめ See You Again!
商売繁盛の福の神の神社である西宮神社(西宮えびす神社)は、えびす宮の総本社です。
七福神の一人である「えびす様」を祀っていて「えべっさん」として親しまれています。
1月9日〜1月11日の三日間で100万人ぐらいの拝観者が訪れる「十日えびす」は関西では誰もが知る祭典です。
「福男選び」の開門と同時に赤門より駆け抜けてゆく行事は今年に引き続き中止されました。
関西には、他にも有名なえびす宮(今宮戎神社、京都えびす神社)があります。
「商売繁盛で笹もってこい」がえびす神社特有の掛け声です。その意味について
「笹持ってきたら商売繁盛させてあげる」「商売繁盛したら、来年はお礼参りでまた笹持っておいで」と言う意味もあるらしいですよ!
コロナ禍の中で苦しんできた企業さんや個人の方々もこの「十日えびす」で、一気に不景気を吹き飛ばしてくださいね。それほど関西の「えべっさん」は活気に満ちています。
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